女なのに鼠径ヘルニアになった件①謎のこぶの名前がわかった編

当記事は、鼠径ヘルニアに気付いて治療したというだけの話を、恥も外聞もなく書いている記事です。そこそこかかる人が多い病気のようなので、こんな記事でも誰かの役にはたつのではないでしょうか。

まず、ヘルニアという病気をご存知でしょうか。
いわゆる脱腸のことで、腹膜に包まれた腸が在るべきところから飛び出してしまうといったものです。
飛び出した箇所によって色々と種類分けされているのですが、鼠径ヘルニアとは文字通り鼠径部(足の付け根〜股間のあたり)に飛び出ます。
お腹に力を入れたり、ずっと立った状態でいると腸が飛び出してきますが、飛び出た部分がやわらかいこぶのような状態になり、指で押せば元に戻ります
ちなみに感触は、皮膚の下に脂肪か水が溜まっているのかな?という感じで、弾力はなく、押しても痛くありません。(悪化すると徐々に痛くなってきます)

身体の構造上、患者の内訳は男性率が非常に高いらしいのだそうですが……
著者、女子なのにこれになりました。チックショー!!!

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診断に至るまでの経緯

鼠径部に柔らかい膨らみ

私の場合は、ある日突然なったわけではありません。
膨らみがあるなー左右不均衡だなーという認識が幼少期からありました。今思うと女性の鼠径ヘルニアというよりは幼児の鼠径ヘルニアだったのでしょうね。
でもまあ、痛くはないし、でき物ではないような気がするし、そういうこともあるのだろうな、という適当な受け止め方をしていました。(こいつ……)
場所が場所だけに人に相談する機会も無く。押すと心なしか胃のあたりが気持ち悪いというのだけ気になりましたが。

ある日突然戻しにくくなった

そのまま二十数年が経過し……
私と謎のこぶちゃんは人生を共にすることに慣れ、膨らめば押し込むというフローも日常生活に溶け込み、いつしか存在を意識することも忘れていたのですが、ある日。

……あれ?
なんか今日、いつもより派手に出てない?
あと硬い!!いつもより硬い!!
押しても戻らない気が……

というか気のせいか痛くない?!

これまでに無かったことなので少しビビりつつ、ひとまず横になって様子を見ることに。
完全に「こぶ」の様相となってしまった膨らみをそっと手で押さえてみます。
すると……

ヒュンッ!!!!!(高速で引っ込む)


……え。
今、何か。

引っ込んだはいいのですが、明らかに何かの塊が身体の奥に消えていったという不気味な現実に、逆に恐怖しかありません。何!?ずっと見過ごしてきたけどおまえは何!?
人生を通じて共に過ごしてきた謎のこぶ氏に疑惑の目が向けられます。

これ、ヘルニアじゃね?という気付き

その後何事もないので、何だったんだろう……ともやもやを抱えつつも数日が過ぎました。

数日後……また出た!!引っ込みにくい出っ張り!!
これたまたまじゃないな、確実に悪化してるな、と感じたので、「こぶ 移動」とか「股間 できもの」とか、アホなワードで色々ぐぐってみるも、それっぽい病気は見つからず……
書いてて思うけど死ぬほど恥ずかしいな!!!チクショー!!!
が、ある日の仕事中、天啓を得たかのように閃きました。
もしかして:「脱腸」

適正なワードでぐぐるのとそうでないのと、あんなに結果が違うとは。
「柔らかい膨らみ」「押すと戻る」「徐々に痛みと不快感が増す」「ヘルニア」
あーー!!これだよこれ!
私のこぶ、完全にこれだ!

パズルにピースがはまるかのようなしっくり感。間違いありません。
そうか、お前、ヘルニアって名前だったのか……
あまりにしっくり来すぎて職場のトイレで貧血起こして気持ち悪くなりました。
そっちの方がキツかった!

クリニックにて「ヘルニア」正式認定

この時点ではあくまで自己診断のため、早速かかりつけのクリニックの診療を受けます。

「お腹に力を入れると足の付け根が膨らんで、指で押すと元に戻るんですけど、これヘルニアだと思うんですよね」
「ヘルニアだよ(即答)」


部位と症状の問診をされるや否や秒でヘルニア診断されて、大きな病院への紹介状も無事書いてもらうことができました。
手術以外に治療法がないため、手術も確定です。

「小さい頃からなの?お母さんに言ったりしなかったの?」
「いやーそういうこともあるのかなって……www」

ものっすごい呆れ顔をされました。笑

お子さんがいらっしゃるお父さん・お母さん方、鼠径ヘルニアは幼児にもよく見られるらしいので、お風呂に入る時など少し気にして見てあげてください!

ヘルニアを放置するとどうなるのか

知らず知らず20年以上放置されてしまった著者の鼠径ヘルニアですが、ヘルニアを放置するとどんな危険性があるのでしょうか。
以下、ほぼ外科の先生の受け売りですが書いておきます。

ヘルニアを放置すると、「嵌頓(カントン)」と言って、飛び出ている隙間に腸が締め付けられて戻らなくなってしまうことがあるようです。
嵌頓が起きてしまうと、腸の血流が滞って、最悪の場合は壊死してしまい、腸が破れて内容物がお腹の中にばら撒かれるという恐ろしいことが起きるそうな……
もちろん激痛+吐き気や発熱などを伴い、「明らかに普段と違う」状態になります。この段階では命に直結してくるため、もし嵌頓の症状が見られた場合は1秒でも早く病院に行きましょう。迷わず救急車です。私も先生からそのように伝えられました。

嵌頓はいつ起きるのか誰にも予想がつかない(怖ッ)ので、いつ爆発するとも知れない時限爆弾を身体に埋め込んでいることになります。

ですが、著者のヘルニアを20数年放置しても嵌頓を起こさなかったことからも分かる通り、嵌頓の発生率自体はそれ程高いわけではありません。
先生いわく「1年放置して1%程度」だそうです


以上の事から、今すぐどうにかしなければいけないものでもないため、仕事の都合を優先して手術に臨む患者さんも多いみたいですね。

続く

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