【実録】苦しまずに最短距離で文系の卒論を書く方法【卒論は意外と簡単】

狛犬です。

文系の大学生にとって最も恐るべき存在……それは卒論です。
わかります、すごくわかります。
筆者も少し前まで文系の大学生でしたから。

入学と同時に「卒論は全員に絶対に書いてもらう」「書かなきゃ卒業できない」「1年の時から意識するように」と脅しをかけられ、4年間(筆者の場合は正確には3年半)戦々恐々としていました。


恐怖していたわりに、3年の終わり頃までテーマもはっきりとは決まらないといった危機的な状態でした。
3年の終わりに「卒論の前段階」として書いた小論文も、我ながらクソみたいな出来でした。いやほんとに。


そんな私が、4年生の夏までに卒論をほぼ終わらせて、冬に周りが卒論修羅場で白目をむいている時に余裕をぶっこいているという奇跡としか思えないようなことが実際に起こったわけです。
それには後述するようないくつかの要因があるのですが、3年の終わり~4年の秋までの半年間にやっていたことをこの記事でまとめたいと思います。

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筆者が短期間で0から卒論を完成させざるをえなかった理由

前提として、筆者は早期に「卒論を終わらせることができた」のではなく、「終わらせざるをえなかった」のが正解です。
というのは、それまでは進学を諦めていたのでモチベーションも下がり気味だったのですが、4年生になり就活が始まった頃、自己分析をする中で大学院へ行きたい夢を再確認してしまい(もはや事故)、急遽進学を目指し始めたからです。

大学院の受験には「卒論」もしくは「卒論に準じた論文」が必要です。
訳あって秋に一度受験することになり、つまり数ヶ月で「卒論に準じた論文」を完成させなくてはいけなくなりました。


進学を決めたのが5月頭頃で、動き始めたのが中旬頃、論文を提出したのが9月だから……0の状態から3か月半くらい!?
院も無事に退院卒業した今となっては「よくできたな」という感想しか浮かびませんが、とにかく当時の私はやってのけたようです。
(ちなみに修論の執筆でも色々とやらかしました)


意識のあまり高くない筆者が、尚且つゼロの状態からの急ピッチの突貫工事で、しかも日本語の文献が無い手前四苦八苦しながら英語を読みつつ、またバイト等に気を散らしながら多く見積もっても約4か月で書けたのだから、皆さんができない筈はありません。
あ、研究対象に対する愛だけは人一倍ありました。念のため。


筆者の卒論執筆期間にやっていたことと、その所要時間

論文というと大変なことのように思えますが、一つ一つ区切ってしまえばただの作業です。

ちなみに追記しておくと、筆者の専門は歴史です。
もしかすると専門によって書き方が違ったりするかもしれないので、あくまで参考にだけしてください。
この記事では便宜上「史料」とはせず「資料」と表記しています。


所要時間については、筆者が結構もたもたやっていたところもあるので半分くらいになると思います。

1.書きやすいテーマ決め

所要時間:数日

①何でもいいから興味を持った論文もしくは専門書を読む。
②論文内で複数の説が挙げられている部分、または註(注釈)がたくさんついている部分を探す。
③↑の問題はまだ決着がついていないのか、最新の論文を読んで調べる。(CiNii等を利用)

以上で自ずとテーマは決まってきます。
註がたくさんついている=議論があるということなので、比較的書きやすいポイントです。それをまとめて検討するだけでも十分に論文になります。

2.研究史を調べる

所要時間:数日~1週間くらい

1で設定した問題に関して

・いつから議論されているか
・何故議論されているか
・どのような人々によって議論されているか
・どのような説があるか
・それにはどのような根拠があるのか
・現在はどのような説が主流か、または意見が割れているのか

ということをまとめます。
そして、それぞれの説で主となっている資料をリストアップします。

3.論文の構成を決める

所要時間:30分くらい

かなり適当に決めた気がします。
研究史を調べているうちにどんなことが書けそうか、何が必要かわかると思うので、それをもとに構成を適当に決めていきます。
書いているうちに順番が入れ替わってもいいので、まずは大まかな流れを決めてしまうのが楽です。
章のタイトルもこの段階では適当で大丈夫。

4.資料集め・考察

所要時間:時間が許す限り

①2で研究史を洗っている時に作成したリストを元に、主な論文や、諸説の根拠となった資料を集めます。
海外文献の場合はそもそも手に入らなかったり、手元に来るまでに時間がかかったりする場合もあるので余裕を持って行動しましょう。

②集めた資料を自分なりにかみ砕いてメモしておきます。後から見てもわかりやすいようにノートやWordにまとめます。


論文を書く上で一番時間を取られたのはこの素材集めでした。
ここが足りていないと薄っぺらい文章になってしまうので、力を入れました。
論文の結論も資料を集めている間に考えられるのが一番良いのですが、自分のタイミングで大丈夫です。

5.集めた素材を構成に沿って文章にしていく

所要時間:1か月くらい

2,4で集めた情報を、話の筋道が立てやすいように+自分に都合の良い流れになるように構成に沿って並べていきます。構成は随時修正しながら。


※必ず自分の言葉で書くこと。

註は後からつけようとしても絶対に忘れるので、書いてる時に必ずつけて、何かあったら最後にまとめて訂正するというやり方にした方が間違いが少なくて済みます。
資料集めが上手くいっていれば、このパートが終わった時点で文字数的も形的にもほぼOKな筈です。

6.添削・修正

所要時間:1週間くらい

読み直します。ひたすら読み直します。
いらない文章を削ったり、不足分を新たに調べて付け足したり、誤字脱字を直したり、註がきちんとついているか確認したり。
いらない文章を削るだけならともかく、不足分を付け足す場合は新しい資料が必要になることもあるので少し時間がかかるかも。

自分の書いたものを読むのは結構キツいですが、この工程で結構クオリティが変わったりするので悔いの残らないようにします。
おすすめの方法は、一度読んだら暫く寝かせて、忘れたころにもう一度読むやり方。

また、指導教員に勧められた方法としては、人に読んでもらうこと。人に読んでもらうことによって、自分では見つけられなかった誤字や論理のおかしさを洗い出すことができます。

論文を書く上でのコツ

・テーマに関して一番新しい論文を一番最初に読むと楽
・コピペだけは絶対にしては駄目
・書きやすいところから書く
・言葉の使い方が合っているかどうか調べる

・何が言いたいのかを常に意識して書く
・ノリと勢いが大事
・大変な作業は毎日少しずつ分割してやる
・楽しんで書ければ尚グッド


また、これは好みの問題ですが、個人的には「はじめに」を先に書いて、結論部分を最後に書くと矛盾が生まれなくてやりやすかったかもしれません。


最後に

おそらくこの記事に書いてあることをやれば、(専門や内容によって違いがあるとは思いますが)それほど酷い論文はできないはずです。

これを読んでいる方が無事卒業できますように!ファイト!


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