東京の地名の由来 その三(山手線:21.恵比寿~29.有楽町編)

山手線沿いの地名の由来シリーズ、いよいよラストです。

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21.恵比寿

地名の恵比寿は、なんとゑびすビールから来ていました!
後のサッポロビールである日本麦酒醸造会社が、1890年代にこのあたりで「ゑびすビール」を製造し、その運搬のために貨物駅「恵比寿停留所」が作られたことが始まりなんだそうです。

22.目黒

「その二」の目白の欄でも言及した「五色不動」が元である説……が、もちろん目黒でもあるのですが、
馬に関連する語源であるという説も同時にいくつか存在します。
その中でも最もありそうだなと感じた説を引用させていただきます。

めぐろの「め」は駿馬の「め」、すなわち馬という意味。「くろ」はあぜ、すなわちあぜ道を意味する。従って「めぐろ」は、馬とあぜ道を意味する馬畔めぐろという音から生まれたという説である。

駒場、駒沢、上馬、下馬などの地名が目黒周辺にも残っているように、昔、関東地方には馬の牧場が多かった。牧場を管理している人は、あぜ道を通って馬を見回り、そのあぜ道の中を自分の縄張りとしていたのである。「目黒区史」(昭和36年発行)では、この説を妥当ではないかとしている。

参考URL:目黒区>目黒の地名 目黒(めぐろ)
http://www.city.meguro.tokyo.jp/gyosei/shokai_rekishi/konnamachi/michi/chimei/tobu/meguro.html

しかも、五色不動が設置されたのは江戸時代に入ってからということでしたが、
この「目黒」という地名は鎌倉時代の文献「吾妻鏡」にも記されているというのです。

そう考えてみると、「目白」の方にも異説がありそうですよね。要調査……

23.五反田

周辺の水田の一区画が5反であったことから名づけられた?

24.大崎

秩父の山々の山すその先端という意味の「尾崎」が訛って「大崎」に転じたという説が有力です。

25.品川

「品が良い」地であるから説。
またはこの地の領主が品川氏であったから説。
目黒川の古名が「下無川(したなしかわ)」「品川」へと変わった、あるいは下流域が「品川」と呼ばれた、または「砂川」「品川」へと変わり、その名前から地名が名づけられたという説があります。

しかし、こちらのブログでは、目黒川の古名が「品川」であったという説に関して否定的で、さらには既に中世に「品川」という地名が現れていることから(※この記事の著者さんによると、地名が川から取られるようになったのは近現代になってからのことらしいです)、
川の名前が地名に転じたのはあり得ないのではないかとしています。

う~ん興味深い。

26.田町

田畑の中の町であったことから名づけられました。

27.浜松町

江戸時代前期、浜松出身の権兵衛という人が名主=町役人を務めていたことから来ています。

28.新橋

汐留川にかかった橋とその一帯が「新橋」と呼ばれていましたが、関東大震災を受けての復興のための町名整理の際にたくさんの町が合併し、新しく「新橋」が誕生したそうです。

29.有楽町

戦国大名の織田有楽斎に由来する説もありますが、
明治時代に新しく瑞祥地名(めでたい言葉や良い意味の言葉を地名として使うこと)としてつけられた名であるという説もあります。(櫻井澄夫氏)

やったー!山手線一周したー!!!

思った通り、知られざる物語が沢山ありました。
やはり昔のことなので定説が確定していない地名も多いのですね。

上の地名を見かけたら、昔のことに思いを馳せてみてください。

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